2020年もう終わるって本当!?!?!?
社会的にも個人的にもまあ散々な年で、いくつも観たい舞台やライブがパァになったり現場は動いてても自分が動けない状態だったりと、去年のようにコンスタントな記録ができなかったのですが、何だかんだ触れることのできたエンタメの話はちゃんと纏めておきたいな、と思ったのでがんばって思い起こして書いてみます。本来は現場で観たものの記録をするところなのですが今年は特殊も特殊だったので、配信で観たものの話も一緒にざっくりと。(ちなみに過去作品の配信とかもいくつか観たのですがそれについては割愛で)
1月
家庭教師ヒットマンREBORN! the STAGE -vs VARIA partⅡ- @天王洲銀河劇場
現場はじめが2.5って、数年前の自分に言っても信じないだろうな。2019年に増えた推し、和田くんの現場でした。10年前一生懸命リボーンを読み、ボンゴレリングのガチャガチャとか回してた過去のあるわたし。そして当時のわたしは六道骸に狂っていた。推しが!推しを!演じていた!!!!!ここまでがっつり原作を知っている作品を観ることってこれまで殆ど無かったので、脳内で衝突事故とか起きないか心配してたんですがめちゃくちゃ楽しんだ。とにかく原作にかなり忠実で、キャスト陣もすごい良かったんだけど、続き物 *1 なのもあって結構話がブツ切りなんだな……いうことにびっくりした記憶がある。この公演だけで1作品として成立してるかっていうと、あんまりしてない(冒頭でこれまでのおさらいはしてくれてたけど)。まあ長編作品から話を切り出すのって難しいんだろうなあ、と思うなど。
のべつまくなし・改 @東京建物brillia HALL
昨年上演の『のべつまくなし』再演。この間に宇宙Sixは4人になり*2、新しく室龍太くんが加わり、映像に衣装にアクションに変更盛り盛りといった感じで、全体的にだいぶカロリーの高い作品になっていた印象。ぶっちゃけ好みだったのは初演です、一人ひとりのキャラ(当て書き)が色濃く生きていた気がするので。でもみんな成長したポイントが見えたのは良かったし、殺陣が増えてたのもめちゃくちゃ嬉しかったなー。村瀬(文宣)くんと山本さんの最後の戦闘シーンが死ぬほど手数が多くて壮絶で、殺陣フェチは大満足。村瀬くんのこと他でも見てみたいなーーと思いながら今年もまた手を出せず時が過ぎてしまった……。
FORTUNE @東京芸術劇場
なんかこう、森田さんの出る作品大体好きでうわーーー、刺さったなーーーーーと思うし、この作品もどちゃくそ好きなやつだったんだけど(多分本が好きなんだと思う*3 )、どうしてもこれをきちんと語る言葉が見つからなくて困ってた。今も困ってる。どういう話?とか聞かれても説明できないんだもん。苦し紛れに自分の性癖ポイントを書きだしたのがこれ。
絶対に正しい宣伝文句ではないんですけどとりあえず森田剛が○○○○○○○○○○○○○○○○さまが観られます 東京芸術劇場ならね https://t.co/wqHIXtGgUy
— なか (@koguuup) January 18, 2020
なんかこう、「森田剛を使いたいひとたち」とはすごく趣味が合うんだと思う。
2月
endless SHOCK @帝国劇場
毎年ゆるっとジュニア情報局とかふぉ~ゆ~とかの枠でチケ取りチャレンジするものの当選率の低いSHOCK、運よく今年は取れたので行きました。ライバル役が上田くんに変わり、すごく新鮮な味わいがありましたね……。ガラが悪いw
公演中止中のインスタライブとか新しい試みもやっていて面白かったなーー。
おそ松さん on STAGE~SIX Men's SHOW TIME 3~ 応援上映@新宿ピカデリー
和田くんの作品を後追いする中でどう考えても一番面白かったのが松ステで、ちょうど嵌ったタイミングが合わず観られなかった最新作の応援上映をするというのでドンキでキンブレ買って参戦しました。下らないネタをとにかく本気で、しかもわざわざ美形ぞろいの人気俳優とヒロインたちを集め、わざわざ舞台にして上演しているという狂気。台詞の間とかが全員完璧でこれまでで一番わたしに合うコメディかもしれない。
今年座組に悲しい出来事が色々と起こり、コンテンツの存続自体どうなるのかな……という感じだけどもし次回作があるなら飛んでいくぞ。
偽義経冥界歌 @赤坂ACTシアター
ずっと観たくて東京に戻ってくるのを待ち望んでいた作品。中島かずき×いのうえひでのり、面白くないわけがないんだもん……。「面白い」は前提として、すっごく清々しくて後味も気持ちのいい作品になっていて、その鍵が源九郎(生田斗真)の陽のパワーの質なのかなーと考えていた。塩とんこつって感じかな。
偽義経、九郎の光が圧倒的なんだけど、すごく綺麗に透き通ったさわやかやかであったかい光だなと思った
— なか (@koguuup) February 21, 2020
なんか変 さわやかで あったかい
— なか (@koguuup) February 21, 2020
大事なところで誤字 よくある
主人公がこうだから、満足感があるのに思ったよりあっさりめな味わいで、それがこの気持ちよさを生んでるのかな…って思った にせつねは塩味
— なか (@koguuup) February 21, 2020
あと二幕の白髪編み込みゆっくん(牛若・早乙女友貴)が好きすぎてしんどかった。コロナのあれこれがなければもう1回ぐらい観たかったな。
F6 2nd live tour Fantastic Ecstasy @幕張メッセイベントホール
舞台おそ松さんに登場するユニットF6のライブ、このあたりからコロナでイベントの開催が危うくなり始め、直前に初日の公演に滑り込めたからいいものの和田くん先行で取っていた3月の幕張凱旋公演は中止になったのだった……。
これは死ぬほど楽しかったという記憶しかない。和田くんのダンスの進化に感心したり、F6名物であるティッシュ撒き*4も会場のキャパに合わせてパワーアップしていたものの全然客席に届いてなくて大笑いしたり、全体的にF6への愛が深まった現場だった。あまりにもハッピー、まるっと好き。
あとティッシュ撒きが序盤半分も客席に届いてなくてガンバッテ!!!という気持ちになったけどセンステ送風機組はだんだんコツ掴んで上手くなっていた 規模がでかいから距離がね ツアー中の成長に期待(?)
— なか (@koguuup) February 22, 2020
しかしこのあとほぼ中止になってしまったというね……
やっぱあの規模でティッシュ撒きは若干無謀だとおもうの それでもがんばってるとこ超面白くてラブかったけども
— なか (@koguuup) February 23, 2020
あと新曲の「FantaStIc X-tasy」がすっごい好きでびっくりした。
あ~やっぱりファンエクが最高だな 「推しになるため生きてんだよ」という歌詞が良すぎる めちゃめちゃF6のための言葉だなと思う
— なか (@koguuup) March 21, 2020
ふだんアイドルたちや推しの俳優たちに対して「推しになるために生きて」ほしいなんて絶対望まないけど、世界と宇宙を股にかけるF6というキャラクターたちが歌う詞としてはあまりにも正解だしサイコーに似合ってる
— なか (@koguuup) March 21, 2020
2.5の面白さってこういうところにあるのかもな……
— なか (@koguuup) March 21, 2020
3月
あずみ~戦国編~ @シアターコクーン
他公演が軒並み中止になる中、日程の一部を潰しつつなかなかしぶとく生き残っていたあずみ。あずみはちっちゃくて可愛い女の子が暴れまわるところがいいよねーー。わたしが以前観たのは川栄(李奈)ちゃん版だったんですが、今泉(佑唯)ちゃんのあずみも良い味出していたなと思う。演出があんまり合わないなーと思いつつ(前観たときもあんな雰囲気だったかしら?観劇赤ちゃんだったので記憶がない)、女として生まれたが故の葛藤、死んでいく周りの人たちの想いを背負わされる少女の憤り、あたりの描写はやっぱり好物の部類だなあ。
4月~6月
ここから公演中止ラッシュ。チケット取ってたのも行きたいけどまだ取ってなかったのも軒並み中止でわたしの私生活もちょっとしんどいことになり始め、虚無の期間に入る。よしたかさんの逆転裁判とかやたら直前に発表されたと思ったらすぐ亡きものになったの、全然笑えないんだけどちょっと面白かったな……。
7月
トムとディックとハリー @サンシャイン劇場
自担の役の完成度にびっくらこいた作品。頭使って演じるタイプの役者のはずなのに、役が憑依しているかのようにびっくりするほど”ハリー”そのもので末恐ろしかったんですよ。頭のいい概念幼児だった。憧れの中屋敷演出の自担が見られたのもあってすげーーーーー嬉しかったな。脚本はあまり得意じゃないタイプの話だったので若干しんどみもあったけど。次は中屋敷さん作の話が観たいな。
いや~~なんか、よしたかさん良かったんだよ~~全然言葉にならない これまでも絶対めちゃくちゃ上手かったけど、初めて「原嘉孝」じゃなくなった気がしたの ナチュラルにハリーとして存在していたのよ
— なか (@koguuup) July 15, 2020
「何やってても原嘉孝」タイプだった訳でもなくて、でも確実に観ているこちらの意識に「この人物を原嘉孝が演じているということ」が滲んでくるお芝居だったように思うんだよな そういうタイプの役者なんだと思ってた でもそうじゃなかったのか……まだ別のやつが解除されるんだったのか、みたいな……
— なか (@koguuup) July 15, 2020
うれしいけど、わたしが海外もののコメディがそんなに得意じゃない、という根本的なことを再認識してしまった
— なか (@koguuup) July 15, 2020
いやだってあのひとたち全然人の話きかないんだもん!!!!!あっちで勘違いこっちですれ違い!!!!地雷(というほどでもないがなんか苦手なやつ)のオンパレードなんだもん!!!!!!笑 はーーー面白かったけども!!!!!
— なか (@koguuup) July 15, 2020
8月
KING OF DANCE <配信>
ほんとは7月のチケット取ってたんだけど、若干体調に不安があったので払い戻しして配信を観ました。これはドラマが発表された当初から「わだくんが!?こんなゴリゴリのダンサーたちに囲まれて!?踊るの!?」という心配の入り混じる驚きに満ちていたんだけど、相当レッスンしたんだろうな、わだくん自身の技術は相当上がっているしハッタリも効いていたというか、意外と大丈夫だったな。和田くんの新しい一面を見知ることができた点では大変満足でした。話は私にはあんまり面白くなかったけど……。なんだろうな、もう少し「考えるな、感じろ!」のテンションなのかと思ったらそうでもなかったんだよな。
Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ自担推し推し 緊急特別魂 ~宮近海斗(Travis Japan) <配信>
公演名勘弁してくれよ!!!と話題になったサマパラ配信、せっかくだしな~と思いトラジャの推し・宮近くんの公演を観ました。$10とかまいったネ 今夜とかやってくれてプレゾンのことを懐かしく思い出したな。宮近くんはステージの0番に立つのが似合う。
9月
公演はぼちぼち元に戻りつつあったものの、今度はわたしがぺしゃんこになり動けず。自担と推しの現場を逃したの悲しい。
10月
リチャード二世@新国立劇場 中劇場
自担よしたかさんにとってはものすごく吸収するものの多い作品になっただろうなあ、としみじみした。主役、準主役のお二人(岡本健一さん、浦井健治さん)がとっても良かった。よしたかさんはこの大きな作品、あのそうそうたる座組の中だとやはり「若手!!」感があって(役もそうなので)メタマクの時を思い出したりもしたんですが、それでもあの頃とは比べ物にならない程ちゃんと地に足付いてて浮いてない、というのがここ数年の成長を感じてたまらんかったな。
11月
V6 For the 25th anniversary <配信>
V6、25周年記念のコンサート、心待ちにしていたのに世の中がこんなことになってしまい、それでも配信という形で最高なセトリと構成でお届けしてくれて涙ぐんでしまった。これまでコンサートでやってこなかった大好きな曲SILENT GALAXYが聴けたの超嬉しかったな。
めちゃめちゃめちゃ良かった ずっと世界一かっこいい大人たちですわたしにとってV6は
— なか (@koguuup) November 1, 2020
ぶいこんの、もりもりカップリング曲もアルバム曲もやるわ何なら誰も聴いたことない曲までやるスタイルとてもすきで、あの古参だろうと新規だろうと会場全体がステージに釘付けになってる空気感をまた早く味わいたくて仕方ないな
— なか (@koguuup) November 1, 2020
ARASHI アラフェス2020 <配信>
今日で嵐がいったんの幕引き、実感湧かないですね……。去年の活動休止発表時は「あんまり寂しさとか感じないな」みたいなこと言ってたんですけど、いざ年明けて嵐を見なくなったらポカンとしてしまいそう。素直にいい日だったなーと思える配信だった。
なんかすごいな、見たいあらしを見たって感じだ 一番すきなとこ見れた
— なか (@koguuup) November 3, 2020
最後の最後ジョッキを手にした5人だけのカンパイソングで〆なの、わたしたちが愛した、愛している嵐だったな お疲れさまでした
— なか (@koguuup) November 3, 2020
あと教訓として、ジャニーズの配信は有線で観ないとダメ。他のプラットフォームではそんなこと無かったのにジャニーズの時だけすぐ画面ぐるぐるする。
12月
12月、この2公演のおかげで最高に狂った年末を過ごすことができたので感謝しかない。
両国花錦闘士 @明治座
最高の一言。今後の公演もどうか無事に完走できますよう……!
koguuu8.hatenadiary.jp
劇団朱雀 ぎふ葵劇場幕引き公演 @ぎふ葵劇場/配信
これはねーー別で記事書こうかなとも思ったんだけど絶対まとまらないのでひとまずここで。大衆演劇の劇場で朱雀を観るの、特に葵劇場で観るの、去年朱雀のおたくになってからどうしてもやりたかったので叶って良かったなあ。配信も含めて、知らないお外題いくつか観られたのも嬉しかった。ほんとは平日の「よそゆき」でない公演も観たかったんだけど、千秋楽のただならぬ空気を味わって無事に死にました。もう岐阜に骨を埋めたいよ……。好きなところは沢山あったんだけど、やっぱり太一さんの文字通り命を削りながら踊る姿が忘れられないな(特に楽の"I"がね……ほんとにもう……)。あと去年の記事にも書いた通り元々わたしが早乙女兄弟に興味をもったのは弟のゆっくんさんからだったんだけど、「アッやっぱわたしゆっくんが好きなんだな!?」と突然自覚しましたね。まだうまく説明がつかないんですけど、多分人間味に惹かれているんですよ。原嘉孝を好きなことにも通じるんだけど、生身の人間のまま泥臭く目の前の表現に挑んでいって、神の方を降ろしてくるタイプだと思ってるんですね。太一さんはもう自身が神であり人外みたいなものだと思ってるから、その点対照的。何か今回の公演を観ていての自分的テーマが「兄弟の対照性」になっていて、それに関連して少し考えていたこともここに残しておくと、
えっちな女たちをはべらせて踊るの、どっちかっていうとゆっくんのが似合うな いや似合う似合わないっていうよりはなんか、女たちとの関係性のニュアンスが違う
— なか (@koguuup) 2020年12月27日
「兄弟が女性たちを伴って踊る構図の物語性の違い」の話。なんかこう、ゆっくんの方が"女たちをはべらせてる"感があるな、と思ったのが始まりです。今のところ”はべらせてる”という表現がしっくりくるのはこういうことかなーと思っている。
たいちさんは妖しげなお屋敷の主とそこに仕える女たち、って感じだしゆっくんさんはひとりで踊り狂ってた色男のところに女たちが「あら良い男ね」って寄ってきたって感じ 心酔させているのか遊びの恋をさせているのか、みたいな
— なか (@koguuup) 2020年12月27日
太一さんて刀でも布でも扇でも何でも従わせてしまう(ように見える)じゃないですか。太一さん自身が”神である”という感覚もこれに起因するんだけど、女性陣との関係が主従関係に見えるのは絶対そういうこと(個人の感想です)。
あとそれはそれとしてゆっくんさんは体力を!つけてくれ!!もともと最初の数日降板からの出演で本調子じゃないのは分かっていたけどほんとに心配になるから!!!!!
最後にみんなで劇場の幕を引いてワイワイしているさま、見られてすごく幸せだったな。ありがとうございます。またやってね。
2020年総括
宇宙Six解散
これに関してはこっちの記事で。
koguuu8.hatenadiary.jp
なんかねー、まだわたしの中でもちゃんとは整理がついていないのかもしれない。未だにあんまり感情が湧かなくて、まあでも本人たちが決めたことだし(と信じることにしている)、もう淡々と、好きだと思えるものを受け取ってできることを返すしかないと思っています。それだけ。
原嘉孝の飛躍
いや~~、飛躍の年だったよね、思いがけず。本当~~に思いがけず笑。だって明治座の0番だよ!?(何回でもこの話してしまう) ユニットの件もだしせっかく覚えた台詞が何作品もパァになったみたいな話もしてて、そうだよねぇ、とも思いつつ、それでもわたしたちおたくから見た原嘉孝はいつでも輝いていた。個人的には、両国花錦闘士で原担だけでなく他担や演劇おたくたちが一緒にお祭り騒ぎしてくれて、「原嘉孝は最高だ!!!」って言ってくれたのが何よりも嬉しかった。これが来年以降にも繋がっていくと良いですね。2021年、既にスケジュールヤバそうですけど。
和田くん現場に行けてなさすぎる
生で観たのリボステとF6だけじゃない!?諸々中止になったりイベントも当選してたんだけど行けず。テレビにも沢山進出した年だったので、その点はとても良かったねぇ、と思うのですが、どうも舞台で観ないと芝居を味わった気になれなくて……わだの芝居と仕事が好きなのかどうか問題、今年もまだ答えが出ていない笑 本人への好きは問題なく続いております!!顔と対おたく湿度が好き!!
というわけで、2020年の総括でした。来年こそはもうちょっと世の中良くなるといいね。