嗜好のまとめ(随時更新)(するはず)

Twitterやこのブログを見て「いや結局何のおたくなの?」と思う方もいるのではと思い(自分でもよく分からない)、自己紹介的なものとしてとっ散らかった嗜好をまとめる場所をつくりました。

Twitterやここでの主な話題

アイドルと観劇。まったりジャニーズ。うっすらハロプロ。たまにゲーム、にじさんじ。バンドとかも好き(別垢)。

すきなひと

<現場にわりと行く>

2019年、「自ユニメンバーのひとり」から「最推し舞台俳優ジャニーズ(自担)」へ。芝居がべらぼうに上手くて最高。

2015年あずみ幕末編のゆっくんさんの殺陣から兄弟に興味を持つ。本格的に追うようになったのはごく最近。朱雀は2019年復活公演からの初心者。

<たまに現場~茶の間>

ダンスとお芝居。自担というよりは崇拝対象。V6のコンサートが大好き。

  • 和田雅成

2019年サクセス荘にてゴーちゃん(役)と本人を行き来するさまが何故かツボにハマり、若手俳優、刀ステ界隈に引きずり込まれた。

  • 本田礼生

おたく予備軍。刀ステ天伝の一期一振に惚れ込み、人となりを知ったらとんでもねえ虚言癖イタズラ大魔神で刺さった。踊ってるとこも好き。

一時期自担になりかけた男。芝居と人となりが好き。好きなタイプを聞かれた時「風間俊介」のひとことで通じる世の中になってきて最高。

  • 林翔太

踊る姿がとても好きだった元担。このごろは現場に出向くのは時々。

初代担当。おたくという生き物になったきっかけ。

周期的にハロプロ熱が上がることがあり、アンジュルム時代完全茶の間のにわかファンをしていた。ダンスの表現力よ……。

にじさんじ

  • 黛灰

にじさんじにハマったきっかけ。斜め上の企画力と芸人魂に信頼がおける。

  • 剣持刀也

目の前の物事をバッサバッサ捌いていくさまが気持ちよくて好き。あと剣持リスナーのファン。

  • 周央サンゴ

ウィーアー朗読堕ち。インターネットが育てた素晴らしき奇才女子中学生。

  • 闇ノシュウ

英語の勉強を兼ねて見始めてハマったENの推し。Luxiemの頭脳でありながらしっかりにじさんじしているのが良い。

すきな作品

プレゾンの亡霊。髑髏城の七人(中島かずき作品全般)、最近は刀ステなど。

舞台『ダブル』に赴いた感想を振り返る(2023.4 現場記録)

も~~~のすごく今更ですが、せっかく頑張って書いていたので公開します。舞台『ダブル』の感想です。

発表時の心境

本作、あまりにも高確率で己の嗜好に都合がいい場になることが分かっていた。発表の時点で。
大好きな原作、紀伊國屋ホール(舞台化の場としてこれ以上ないほど意味のある劇場)、中屋敷演出、玉置玲央(初めて観た際度肝を抜かれたとんでも役者)、井澤勇貴(子役上がりジョニーズ経由芸能人という設定にピッタリすぎる)……。もう、とにかく条件が揃いすぎていた。
だからこそ。最後のピースである主人公かつ天才役者・宝田多家良役:和田雅成というキャスティングがあまりにも想定外で謎の苦しみを抱えることになったのだけど、これはひとまず置いておこう。
色んな意味で初日、わたしは戦いに赴くかのような気持ちで新宿に向かったのでした。

あまりにも愛に溢れた会場ロビー

で。紀伊國屋ホールに着くと、なんと!!原作でも登場した『初級』のポスター(しかもカラー)が!貼られていた!!!!!!

そして作中で描かれた紀伊國屋ホールをはじめとする、初級編の複製原画の数々。上演前の会場だけでこんなに愛が溢れた現場、ある??と同時に昨年の夏、同じ劇場で『初級革命講座 飛龍伝』を観劇し狂っていたわたしはやっぱり初級編もやるんだァ……!とよだれが出そうだった。
さて、わたしはつか作品も初級も好ましく思ってはいるが別に有識者な訳ではないので(『熱海殺人事件』も今年はじめて観たよ)、以降はただ単に原作が好きで、たまたま去年『初級』を観劇した経験があるだけの、そして多家良と友仁への感情を持て余しているいちおたくの感想です。

多家良の部屋に凝縮された『ダブル』のすべて


舞台『ダブル』はいわゆる「原作通り」に物語が進んでいくタイプの作品ではなく、原作の要素の再構築を多家良の住むマンションの一室ですべて行う、という試みだった。個人的に唸ったポイントが以下(ツイート一部嚙んでるけど気にしないでほしい)。

「何も取りこぼさずすべてをあの一室で料理する」という執念はある意味変態的なほどに感じた。すごかった。

玉置玲央を通して理解する鴨島友仁の芝居

れおさんの友仁は思っていた以上にねっとりしていた。多家良に対する世話の焼きかた(でろでろに甘い)、後半であらわになる嫉妬心、そして芝居まで。中でも「鴨島友仁の芝居」って原作中でも"よく勉強しているがそれだけだ"と評されている(by黒津監督)訳だけれど、それを生で観たらこんな感じなのか……と実際に「体感」できたことにものすごくゾワゾワした。やっぱとんでもねぇお人みたいだ、玉置玲央さんは……
あとは何といっても山崎の台詞を口にする友仁さんがあまりにも生々しくてたまらなかった。「嫉妬しちゃうんです」を繰り返すうちに、じわじわと友仁の心情が乗っかっていくさまがまあ……


轟九十九と友仁

いざわさんの轟九十九、どこまでも最高だったなーー!!!!!!!
友仁に初級の冒頭(前説)をやってみせる場面、初日が完全に去年の夏に観た大石さんそのまんまだったのが非常に面白かったのですがそれは置いておいて(最終日には完璧な「酔っぱらった轟九十九による前説」だった。とても正しい。)、特に友仁との関係性を丁寧に描いてくれていたのがとても良かった。


いざわ九十九の山崎観たかったよ……

さいごに 和田多家良への感情


正直に言って、わたし個人としては和田多家良が理想の多家良だったかというと、否だ。ただこれはわだくんだけがどうこう、という話ではなく、玉置さんが作り上げたのがあの"ねっとり"友仁さんだったということとか、再構成の結果『露命』で役を通して友仁の嫉妬心に自ら気付く場面が無くなっていたこととか、さまざまなことが影響しているようにも思う。特に友仁の嫉妬心まわりのエピソードは原作での多家良の持つ聡さとそれにさほど気づいていなさそうな(個人の解釈だよ)友仁という構図が見える*1好きなところだったので、前述したように再構成の上手さに脱帽すると同時にちょっと残念に思ったところでもある(これはたぶん解釈の好みの問題でしょう)。
ひとつ、思い返してみるとわだまさなりという人は透明であれる人なのです。濃いめのキャラを演じているのが目立つ(特にわたしが好きで観ているのが長谷部とお肉様だし)故なんか忘れかけていたところがあるんですけど、ご本人がもともと持っている空気とか、あとまあビジュアルもそう。とても透き通ってきれいな人だ。そして、時折かなり繊細な心のゆらぎを感じさせることもあるし、そういう心を解する人だとも思っている。そういう「透明さ」「ゆらぎ」がこの役に求められたものだったのかもなあ、ということが、最終日、"宝田多家良に色やイメージはまだいらない"という冷田の台詞を音で聴いたときに急にすとんと落ちてきたんですよね。いくらでも水を注いでやるつもりの友仁と、全部を受け取ってしまう透明な多家良。最初から原作以上にそういう2人だったのかもなという結論である。
思い入れの強い作品の舞台化観るのってむずかしいな~~!と改めて思った作品でした。でもおもしろいね。演劇LOVE!!!

*1:もっといえばコミュニケーションに不器用な多家良が「役を通して」他人を理解する、しようとするという彼の特性の一端をよく表しているエピソードなんだと思っている

2022年下半期現場記録/今年の総括

晦日だー---!!!!ちゃんと今年中に書けた!!!!!趣味でやっていることではあるが、後回しにすると余計に煮詰まって訳が分からなくなり変な時期にアップすることになってしまうのでね(去年の反省)


<7月>

十三回忌追悼公演 つかこうへい Lonely 13 Blues 『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』/『初級革命講座 飛龍伝』 @紀伊國屋ホール

こちら個別記事で。個人的下半期No.1です。
koguuu8.hatenadiary.jp


<9月>

三人芝居『オブセッション』 @配信

「人を殺してしまった過去がある」「それを親に揉み消された息子」「その被害女性が憑依する」という設定モリモリな本田礼生さんが観たくてチケットチャレンジしたけど取れず、それ以上頑張る気力が無かったかから配信に落ち着いた公演。結果的には配信でちょうど良かったかなー-という印象。面白かったけどツボではなかった。ドタバタな設定の背後にあるもの(彼女の恩師との浮気)がちょっと意外だったのに加えて、最終的に「人を信じるって良いものですよ」という結構優しい話としてまとまっていたのも意外だった。もっと後半バチバチになるのかと思ってたせいで肩透かし感があったんだよな……(シャブい演劇を求めすぎ罪)。
ドッタンバッタンする場面も多かったのでれおぴの身軽さが見えて良かったのと、ああいうスれた役柄をあんまり目にしてなかったので新鮮でした。あと赤澤燈くんはなんかこう、「恋人を一途に愛する彼氏」としての質感がすごく……すごかった。


<11月>

舞台『青の炎』 @こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ

これは発表された時点で絶対観ると決めていました。なんてったって元二宮担、映画『青の炎』がスーパー好きなので。しかも秀一がきたむ(北村諒)だって!?そんなん……ずるいじゃん……。
正直北村さんの顔と芝居(好きなので)だけで全てを肯定したくなるところだったのですが、現代の設定になっていたところが少し気になってしまいましたね……。他の方の感想を読んでいて腑に落ちたんだけど、現代の若者らしくスマホも持っている、「多様性の時代だ」とのセリフが出てくるような視野の広さもある、等々、そういう側面が描かれることで、家族を守るためにあの完全犯罪(ではなくなるが)の「他にどうしようもなかった」という物語の根幹が弱くなってしまう感じがするんですよね。ただそこはまだしも、秀一と紀子のチャット映像がマジいらんくない???となった。悔しい。




スパゲッティ、いいよね。

劇団☆新感線『薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還―』 @ライブビューイング

たった1回ライビュでしか観られなかったおれはよわい……。めそめそ……。でもさいこうだった……。CD買ったから毎日のように聴いてるよ……。


これに尽きる。いやそんなことはないが!!!!ずるい!!!!!ずるすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!
最高だよかずき先生&いのうえさん。「見てみたい天海祐希」のよくばりセットだったよね。凛として美しいアンヌ陛下、豪快でかっこいい海賊女王、闇に溶ける義賊怪盗紳士、そして麗しのアルセーヌ様(THE男役)……。
そしてゆっくんこと早乙女友貴。非常ー----においしい役割を任せれており、ヨカッタネ……。
この写真を残していてくれていて本当に安心したよ。

<12月>

TAICHI SAOTOME FAN CLUB EVENT 2022 @品川プリンスホテル クラブeX

毎度のことながら急なのよ。もっと早く教えてくださらない???
わたし、女形でも立ちでも、豪快に動く振りの時のたいちさんの身体や纏っている衣装の扱い方がすごく好きで。それがたくさん見られるセットリストだったので満足でした。『冬のエトランジェ』良かったな……。
そして朱雀公演発表!!!しかしあゆちゃんがいない!!!!!寂しいけど嬉しいけど寂しいー---!!!!


<2022年総括>

私生活:社会復帰

精神的な事情で去年などはまるまる1年本業をお休みしていたのですが、今年の春から社会復帰をしました。ここから基本的に学業第一の生活に(なかさんは良い歳してまだ学生です)。そういう影響と、まあ普通に前ほどきっちり色んなものを追う気力がないこともあり、おたく活動が控えめになった1年でした。来年も恐らく変わらずです。あんまり「推し」という言葉を使わんとこ、みたいな心境になったりとか、好きな人が出ている/いないにかかわらずできるだけ自分の「面白そう!」センサーが働くものだけチケット取ろうとか、スタンスをちょっと意識的に変えたりなどしていました。

原嘉孝には飽きない

今年ねー--、やっぱりなんといってもSHOCKへの出演がデカくて、久しぶりに「自担のジャニ現場」というものを味わってはちゃめちゃに楽しかったな。しかしなんとSHOCK以降全然よしたかさんのこと観に行けなかったんですね。上記の理由+チケット取れなかったり取れても予期せぬ事態が起きたりして。原担としては不完全燃焼だったんですけど、依然として「飽きたな」とは一瞬も思わなかったな。共演者のSNSで日々のファッションが公開されるといった各所での可愛がられ・オモシロ案件がたくさん耳に入るし、連載もまめに更新してくれて時に真面目な演劇の話も聞かせてくれて。相変わらず信頼できる、おもしれ―男です。さんきゅー---!

ジャニーズ的にはトラジャがやっとデビューを掴んだのがプレゾンの亡霊としてすごく嬉しかった。一方で他ユニットには激震が走ったりしていましたが……。やるせないね。
情勢的にもまだまだいろんなことがままならないし、個人的にもおたくであることにそこまで力を注げないことが確定しているので制限はあるものの、来年もおもしれーものがたくさん見たいです!!!世のエンタメ、面白くあれ!!!!!!!

十三回忌追悼公演 つかこうへい Lonely 13 Blues 『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』/『初級革命講座 飛龍伝』(2022.7観劇記録)

"紀伊國屋のつか作品"という概念に殴られた話をしましょう。
そもそもわたしがつかこうへいという名前を知ったのは約7年前、演劇を観るようになってまだ日の浅い観劇赤子、ピチピチの10代(ギリ)の頃でした。元ジャニーズの町田慎吾さん*1を追っていた母に連れられて『引退屋リリー』に触れたのが最初。
www.rup.co.jp
正直筋書きとかほとんど覚えてないし、役者のこともあんまり知らなかったから誰が良かったとかも何も言えないけど、これがわたしの短い観劇人生に大きなインパクトを残したことは確かでした。「難しくてよく分かんない!」でも「もう一回観たい!」とずいぶん輪郭のぼんやりした、しかし強烈な感情を持ったことだけ覚えてる。この「分かんないけどもう一回観たい」という感情を引きずり続けて6年半、やっとたどり着けたのが今回の十三回忌追悼公演だったのである。
じゃあなんで6年半もたどり着けなかったんだって話ですが、単純に金や時間に限りのある中で「紀伊國屋、行くぞ!」となるまでのきっかけが無かったからです。そこを今回後押ししてくれたのが漫画『ダブル』!!!!!!!

演劇界に生きる男2人を中心としたなんとも言い難い熱量を孕んだ"人間"の物語なのですが、漫画の紹介は本題ではないので一旦置いておくとして、演劇の話だし興味あるー、と読んでいたらずっと己の頭の隅で謎の存在感を放ち続けていた「つかこうへい」の文字が現れた。劇中で多家良と友仁、ヒロイン愛姫が『初級革命講座 飛龍伝』に挑むことになったのである。ほう。わくわくしながら稽古パートを読み、うぉー、これ実際の公演観るか戯曲でも持ってたらもっと面白いのにな、くやし~~~、などと思っていました。しばらくの間。

そしたら公演、あった。しかも近年やってた飛龍伝の方じゃなく、劇中と同じ『初級』。やるって。初級やるんだって!!!!!!!!!!観たー------い!!!!!!!!!!!

十三回忌公演の前半、『銀ちゃんが逝く』と併せてサクッとチケットを取りました。なんならその後えんぶで安くなってたから増やしました。というわけでやっと本題、以下感想です。


蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く

味方良介のスタアっぷりと声の強さに「なるほどね」と納得し(結婚おめでとう!!)、石田明の上手さを再確認し。ピカピカ発光する銀ちゃんと、ヤスの銀ちゃん好き好き大好き加減に"つか作品の人間像"の表現としてものすごく説得力を感じた。いや知らんけどわたしはそういう人たちだと解釈したので。




初級革命講座 飛龍伝



初日、生還したこの日のわたしの日記には「高橋龍輝のパワー!!!!!」とだけ綴られています。演劇の一番好きなところは"人間"を感じて浴びられること(劇中の人物の人間味のことでもあるし、それを板の上で演じている人間のことでもある)なんだけど、それをこんな濁流にのまれるように浴びせられたことはないと思う。なんかもう、すごかった……わたしはこれがママ飛龍(?)になったんですけど、それがこのウルトラマシンガン山崎の初級で大丈夫なんだろうか(何が?)
なんにしても、わたしはこの1回だけで山崎という人間のことが大好きになってしまった。熊田もかわいいクソ親父で好きなんだけど。熊田と相対した日々に執着するのも、小夜子への消化できない想いを抱え続けているのも、学がなくて"一生機動隊"としてしか生きられないことへの劣等感が根本にあるところとか、めちゃくちゃ"人間"を感じる。小夜子との関係性も山崎の独白でしかほぼ描かれないないのに、いやだからこそ情感たっぷりでさあ。機動隊と全学連、相容れない立場の男女が共に暮らし、惹かれ合っているという矛盾を、分かっていながら口にしてはいけなかった。いけないと分かっていながらそれが破られた瞬間のことを語る山崎の声色よ……。
千穐楽、龍輝さんが汗だらだらで唾とばしながら照明を浴びて言葉を発し続ける姿が、銀ちゃんでありヤスであり熊田であり山崎であり、つか作品の人間たちの姿そのもに思えてならなかったです。

これが、紀伊國屋のつか作品か……!!!

*1:ここを見に来るような人は皆知っている気もするが嵐の大野さんのJr.時代のシンメ。私自身にとっても以前身を置いていたJr.界隈に興味を持ったきっかけのお人でもある

2022上半期現場記録

2022年も半分が過ぎようとしています。個人的には4月から社会復帰をしじっくりキャパシティを広げなおしているところで、観たいものを全部観られたというわけではないのですが、適切な時期に上半期をまとめて振り返るブログが上げられそうでよかった!!気力があるって大事!!!


<2月>

BANANA FISH後編 @配信

ほんとは現場で観られるはずだったんだよ!!!!!!!!!!!残念ながら取っていた公演がコロナで中止となり、配信のみで味わうことになりました。でもみずえアッシュの最期を生で見届けてしまった日には座席から立てなくなってた可能性がある。大いに。
前編ほど顕著には感じなかったもののやっぱり「忙しい人のための……」っぷりは健在で、仕方ないんだけど!!わたしは「今幸福なんだ」ってじぶんの身体を抱きしめるみずえアッシュのことをじっくりたっぷり嚙み締めたかったし、アッシュとマックスの疑似親子生活(ぜったいみずえアッシュの"良さ"を発揮してもらう絶好の機会だったのに!!)が観たかったんだ!!!!!!やっぱり忙しいのはよくないから、次は前編後編それぞれ3時間コースにしよう。


ちなみにわたしは中止になった公演の払い戻しをすっかり忘れて諭吉さんを失いました。戒めとして書き残しておきます。気を付けようね!!!!!


<3月>

アクダマドライブ @品川ステラボール

個人的上半期No.1ヒットがこれです。
ほんだれおを殺人鬼にした人誰!?!?!?!?!?!?!?発表時のビジュアルからしてあまりに最高で絶対に行くと決めていたほんだれおのおたく予備軍、見事にキマッて帰ってきた。


エーステの三角もそうだけどこういう振り切れた役、いろんなバリエーションを観てみたくなったな。
あとはほんだれおさんとは幼馴染でおなじみの青木陣くんもいろいろ良かった。やっぱりアクションが見ていて気持ちがいいし、そもそも運び屋さんというキャラが非常にずるいんですよね。主人公より先まで生き残る二番手ポジ、性癖かもしれない。
総評としてはこんな感じ。
ながつ、ジャニーズ時代はそんなに興味無かったんだけど(小声)ああいう愛され小物キャラをきっちりやれるのすごいよな……そんな才能があったとは……。


<4-5月>

endless SHOCK -Eternal- @帝国劇場

クッッッッソ久しぶりの自担のジャニ現場、胸がいっぱいで(ついでに社会復帰して初めての現場だったので気力体力的に不安で)ド緊張で臨みました。なんとまあ、「自担のいるSHOCK」、「自担のソリタリ」、しかも「SHOCKの物語で一番好きなポジション*1にいる自担」、この1回の参加だけで夢が山盛りに叶ってしまって(ピンポイントな夢だな)どうしようかと思ったわ。ジャニオタ卒業も頭にちらつくようになった今になってこんなことがあるなんてなぁ。


ソリタリ、冷徹なコシオカに目移りしまくってたのは内緒だよ SHOCK世界の人格はコシオカとフクダのオタクなので


<6月>

早乙女太一FCイベント INSIDE BACKSTAGE @品川プリンスホテル クラブex

あのね、踊るたいちさんを追うのは朱雀復活からの新規、新規といえども復活公演、岐阜、去年のFCイベと大分同じ曲を見ることも多くて、そろそろ「見たことないやつが見たいよー--!」と思ってたんすよ。めちゃめちゃ叶えてもらっちゃった!!!!新規が見たことないどころか新作だらけ(先人の知恵より)だった!!!!銀の龍の背に乗ってがこれまででダントツぐらいのレベルですきだった……完敗……


去年のイベントでもやんわり匂わせてましたが今年は朱雀公演あるんですかね、ゆっくんさんやあゆちゃんが踊ってるところも見たいです。(今回あゆちゃんと奈々さんがお仕度パートにいらして静かに歓喜していたおたく)

演劇ドラフトグランプリ @配信

非常に良い祭典だったな~~楽しかったし面白かった。あらまきさん来年もぜひやって!!!!


わたしは中屋敷さんの脚本が好きだったので投票もそっちに入れたんですけど、それはそれとしてダンスバトルと勘違いして来ちゃったひとたちが最高だったんですよね。天才衣装!!本田礼生と福澤侑の!!!シンメダンス!!!!!!!!!!!!!!どうせならもっと踊ってくれても良かったよあれ。芝居も良かったですけど。ふくざわくんに関しては役どころも非常に癖のあるたまんねえやつだったので色んな意味でえぐさがありました。ハマらないように気をつけようと決意した。わたし、もうほんだれおのおたく予備軍やってるだけで精一杯なんだ……
あとわたし各演出家の演劇そんなに見てるわけじゃないですけど、全部「あ~何となくわかる」となるの凄かった。松崎さん以外の癖がつよつよだったせいかもしれないが笑

*1:コウイチに真剣を渡してしまうことになるあれ

【またまた超今さら】2021年現場記録と総括

もうとっくのとうに2022年だぞ!!!!!!!!!!!!!なんなら上半期終わるよ!!?!!!!?!!超今さらですが2021年のまとめです。


<2-3月>
koguuu8.hatenadiary.jp


<4-6月>
koguuu8.hatenadiary.jp


<7月>

hedge 1-2-3 @あうるすぽっと

ブログ更新が滞っていた最大の要因。今でもまともに感想が言えないある種のトラウマ作品(悪い意味じゃないよ!すごい好きだったんだよ!!!!)。感想が書けないけどこういうのが観劇体験の本質なのかもしれない、という感想文がこちら。
koguuu8.hatenadiary.jp


<8月>

老後の資金が足りません @ 新橋演舞場

シンプルに興味深く面白い話でした。よしたかさんも史上最高に好青年な役だったし、このへんから「原嘉孝、語りが上手い」論を擦るようになった。hedgeの時も思った(と当時わたしが言っていた)んだけど、役は役のまま、でも客に向けて語るのが特にこの時驚くほどナチュラルに上手かった。
あとは何より「性格にもお化粧したいの」という台詞がずっと心に残っている。友達と一緒にいる時の自分を好きでいられているか。好きでいるためにお化粧したっていい。


<9月>

和田雅成バースデーイベント・10周年記念イベント

これらはまとめての感想になるけど、あたしゃこういうイベント向いてないのかも、ということが分かったのが収穫です。笑 節目を現地で直接祝うことができる、というのは有り難く幸せなことではあるのだけど、推しとの触れ合いに元々あまり興味のないわたしはその事実だけでは満足できず、じゃあどうだったら満足できるかってイベント内容が面白いかどうかな訳で。ああいうちょっと畏まった場でのトークやゲーム、わたしがあらゆるわだくんの中で一番面白いと思っている和田"対あらまき"雅成をもってしても勝利できなかったな。(何に?) 強欲なので。
今後こういうイベントの座席は積極的に他のおたくたちに譲ることを検討していきたい……。


<10月>

狐晴明九尾狩 @ 赤坂ACTシアター

ゆっくんさんが毎日のようにモフモフ言ってた狐晴明。いつもの新感線の気持ちよさもありつつ、冷たい切なさも漂う話でしたね。楽しかった。後から筋書きを振り返ると、晴明は利風の正体(パイ)を見破ってからも頑なに「利風」って呼ぶんだよね。こっちが恥ずかしくなるぐらいキザででもオタクとしての魂にどうしようもなく訴求してくる、この2人の関係性がめちゃくちゃかずき先生。

2つの「ヒ」キゲキ @配信

現地ではないもののわだくんのストプレ舞台(2.5でない、という方の意)を初めてまともに観ました。特に2幕の"テクタイト"が好きだったんだけど同時に脚本家としての水野美紀さんどういう思考回路してんの??? となる、あれは。多重人格の俳優・タクトの中に生きている幼い少年ととある少女の出会い、同じ苗字で繋がり舞台を観劇しに来たたくさんの小田島さん達、そして舞台上の物語が絡み合って、最後に収束していったときのああそういうことだったのか、という絶望に似たアハ体験がすごい気持ちよくて、いや気持ちいいけど狂ってるよ……。
ちなみにわだくんの芝居が好きなのかどうか分からない問題の考察が進み、なんとなく自分の中で納得できました。もうこれに関しては割り切ることにしている。観たいと思ったものは観る。思わなかったものは観ない。

<11月>

LIVE TOUR V6 groove @幕張メッセ イベントホール(10/31), 配信(11/1)

最高に美しい幕引き、ボロボロ泣いた。高校生のときに出会ってからずっと、わたしにとっては宇宙一かっこいい大人たちだったんですね、V6というのは。最後の最後までそうだった。ステージ上の姿といっしょに、MCでの「楽しかったね」「楽しかったよ」っていうやり取りとか、「笑っていてね」という終演後のメッセージとか、覚えていたいなと思う。
終わりの日の直前、立て続けに出演してた音楽番組でも、最後のツアーのステージでも、なんだか森田さんがすごく丁寧に、噛み締めるように踊ってる気がして、ああ本当に辞めちゃうんだな、辞めていいの??って苦しくなったりもしましたが。最後に生で観たパフォーマンスが本当に至高でもうこれ以上のものを観ることなんて無いんじゃないか、という不思議な満たされた気持ちもあったな。ジャニーズでなくなった、踊らなくなった森田さんのことを自分の中のどこに位置付けるかはまだ決まってないです。森田剛のお芝居もしぬほど好きだけど、すっごい観たい布陣の作品とかが出るまではなんか観ないかもな。


<12月>

タクフェス 『天国』 @ サンシャイン劇場

十分に面白くて、つまんないなとは一瞬も思わなかったんだけど、頭のどっかでずっと「このくだり長くね?」と思ってるという、趣味が合うんだか合わないんだかよく分からない舞台だった。すまねえ。東日本大震災で被災した劇場をモデルに、「何気ない日常の素晴らしさ」を描く作品のはずなんだが、どうにも震災の描写の衝撃の方が強く印象に残ってしまって後味もずーんとしていて勿体なく感じたな。何かほんとに落ち込んじゃったからアンケートに書いた。


それはそれとして、登場人物が皆気持ちのいい人たちなのは良かった。あっでも酒飲んで人の話聞かなくなるとこだけは嫌だなーー。(これは個人的な地雷)

あいつが上手で下手が僕で @ かつしかシンフォニーヒルモーツァルトホール

祭りだったなーー。何も考えずに観られるエンタメ現場だった。ストーリー面の話をすれば、各コンビの間のわだかまりやその解決が既にドラマで描かれているので、舞台で多少のすれ違いがあれど各々「僕(俺)の相方はあいつ」というのが確立してて揺るがないのが観ていて楽だった。笑
パチファンのネタ披露パートはそれぞれすごい楽しそうにしてて良かったな。エクソダスなんて半分ぐらいただのわだとあらまきだったもんな。(わたしが入った回が特にそうだった) あと梅津くんはやっぱりただ者ではないなと思った。どんな場面でも絶えず様子が変。

THE CONVOY SHOW vol.41『コンボ・イ・ランド』@こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ

踊るほんだれおが観られるときいて。好きだったーーーーー!!!だってプレゾンのおたくだもん!!!!!!幕開けからB'zがかかってスーツに身を包んだ男たちが群舞するってだけですきだもん!!!!!!!!!!!!!!
これまでのコンボイショウを知らずに観ていたのでストーリー面のエモはそんなに受け取れていなかったんだけど、ちょっとシュールなパートもありつつほっこりできたりと、いいもん観たなーといういい気分で帰路に着ける作品だった。そしてれおぴが動いてるだけで好きで本当に困った。(陥落)

早乙女太一FCイベント @クラブex

朱雀復活からの新規、はじめてのFCイベント。



(終演後事前予告なしのチェキ撮影会が催され動揺するわたし)(この後ちゃんと人生初のチェキ会乗り越えました)
創くんの「開演です!」から始まり、ずっと出ずっぱり踊りっぱなしでサービス精神がすごい。緩急がギュギュっと詰まったたいちさんの踊りは脳に良いんだよ(?)


<2021年のできごと総括>

ジャニオタを名乗っていいのか分からない問題

自担よしたかさんのJr.卒業(つまり俳優業に専念することがほぼ確定)、江田さんの退所、V6解散&森田さんの退所等、ジャニオタとしてのわたしにとっては今年もまた大きな出来事が起こり、いよいよジャニーズに対する気持ちが薄れていきそうな雰囲気になってきてしまいました。事実として一番でかかったのはやっぱり森田さんの退所なんだけど、感情として江田さんが退所したことも割とずーんと来ていて。わたしの中の、かつて必死に双眼鏡でThey武道のことを追いかけ、毎日のようにプレゾンのことを考えてた、そういうオタク人格がもうほんとにジャニーズの客ではなくなってしまったっぽい、という事実に打ちひしがれたりしていました。
まあでもカウコンで「One Love」はセクシー曲じゃねえだろ!とツッコミながらそこそこ楽しめたのでまだギリギリジャニオタ。
(その矢先、自担久々のジャニ現場が舞い込んでくるのであった)

本田礼生との邂逅

刀ステ天伝の一期一振の芝居にかなり痺れてしまったところから始まり、ダンス・殺陣・アクションがすきなおたくとしても見ていて楽しい最高な出会いでした。決定的にハマったのはこのニコ生を観てからだと思う。


(自分のことなのに人が沼にハマっていくさまってやっぱりおもろいな)

そしてエーステを観ても感心するわたし しかしエーステそのものとはそこまで気が合わないので付き合い方に悩んでいるんだよな

多分頭の回転の速いひとだと思うんだけど、クルクルっと軽い小回りがずっと持続してる感じで心地いいです。わたしこういう頭の中してる人大好物なんだよな。すごい自分で納得している。
断じてまだ本田礼生のおたく"予備軍"だと言い張っていきますが。

【超今さら】舞台『hedge 1-2-3』のはなし: "己の人生における観劇体験"としてのhedge (2021.7 観劇記録)

片桐「正直に言うと思いますか?」
茂木「言うだろうね。」
片桐「・・・ぼくもそう思います。」

本作の中で一番印象的だったやり取りである。「insider」にて、舞台となる企業・マチュリティー内部者のインサイダー取引疑惑が浮上した場面。たとえ道を踏み外したとしても、仲間の心のどこかには仕事への、金融の人間としての誇りが残っているはずだと、彼らは確信していた。『hedge 1-2-3』は、そういう人たちの物語だった。


……それが原因で、ここまで半年も感想が書けませんでした!!!!!!(爆笑)
という話をします。寧ろそれだけです。


まず大前提として、”原嘉孝担演劇おたく”としての感想は「こういうの大好き!!!!!!!!よしたかのこと呼んでくださってありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!」でしかなかった。まじで何も不満がなかったの。小さめのハコで人間らしい声や感情をたくさん浴びられて、なにしろ吉田栄作がかっこいいし。吉田栄作がかっこいいし!!(重要なことなので)


ところが3部作すべての観劇を終え腰を据えてストーリー面の感想を言語化しようとするとびっくりするぐらい頭が真っ白。もう全然まともな感想が浮かんでこなかったのである。何故なのかを詳しく書こうとするとまじで舞台と関係ない話ばかりになってしまうので、とりあえず当時のツイートをぺたり。(時系列は少し入れ替えています)

演劇の中身の話をしたいのにいつの間にか人生についてぐるぐる考えていて、今思えばこの、”己の人生における観劇体験として”作品と向き合う、というのがわたし、実質初めてだったんじゃないだろうか。誰かのおたくとしての私は、舞台を娯楽としてエンタメとして消費することしかしてこなかった。お祭りも地獄も優しさも悲しみもぜんぶエンタメとして、感情のエクササイズだと思って楽しんできた。とはいえ、じゃあその楽しみ方は悪いことなのか?といえばわたしは一切そうは思っていないしこれからも基本は同じ姿勢だと思う。この場合だって人生に何らかの影響を受けていることは確かなのだし。
しかし演劇というものを好ましく思っている人間の端くれとして、このことに結構頭をガツンとやられた気分で、なんというか、自分の感性にちょっと革命が起きたみたいなところがあるんですね。勿論頭ではそういう作品の受け取り方があることは分かっていたんだけど、自担の舞台観に行ってわが身を振り返ってこんなしんどい気分になることあんの???って。それを引きずっていたらこんなに時間が経っていましたとさ。
現状自分のリアルの生活は色々前向きに動き出しているのですが、今のところツイート内で挙げていたようなテーマに考えを巡らせて自分の中に落とし込むことはできそうにないです。できないので、できないということを記録しておこうと思います。わたしにとっては他の作品とは違った意味合いで、折にふれて思い返す作品となることでしょう。