雨の中汚れても道はその胸に

They武道がなくなって宇宙Sixができたとき、そりゃあ3人のThey武道が好きだったわたしは正直複雑だった。本人たちの納得した形であることが伝わったから嫌な思いこそしなかったけれど、好きだったものが突然形を変えたわけだから、きちんと受け入れるには少し時間が必要だったのだ。それでも嬉しかったこともあった。実質MADが無くなり、1人になった幸大くんを引っ張ってきてくれたこと。そして何よりはらめぐという、この界隈にとって全く新しい存在が加わってくれたことだった。単純にね、人が増えた!ってことが、多分漠然と嬉しかったの。ずっとずっと、仲間を失ってきたことを知っているから。*1
新しくできた宇宙Sixというグループは、日を追うごとにギラギラしていった。それまでだって気合いの入ってない仕事をしていたことなんて無かったし、いつだってその時その時の役目を全うしていたけど、気迫や勢いは確実に増していた。それはグループの形を変えおれたちはもうこれで行くぞ、という覚悟でもあり(背水の陣、みたいな空気をわたしは感じることがある)、はらめぐが吹かせた新しい風でもある、と思っている。わたしにとって原くんと目黒くんは、そういう光だった。
だから、もしTheyのままだったら、とか、あの頃の方が良かった、とか、そういうことは考えたことがない。They武道が大好きだったけど、They武道は終わって思い出に変わった。まっさらの新しい"宇宙Six"ができて、また好きになった。自担だったひとが出ていっても、やっぱり5人の宇宙Sixも好きだった。
そして宇宙Sixは、4人になりました。

どうか上手くやってほしい、と思っていました。前のブログにも書いたけど、なるべく誰も傷ついたり、傷つけたりしなくていいように、そういうふうに決着がつけばいいと願ってた。でも全然上手くなかった。上手くやらせてもらえなかったんです。ていうかもう、一番最初の時点で、わざわざ宇宙に所属している目黒くんを引き抜いた時点で、兼任なんて言って濁した時点で全然上手くなんてなかった。そこへの怒りはやっぱり、消えてなくなることは無いんじゃないかと思う。
でも目黒くんの努力が報われたことはシンプルにほんとうだと思うのです。宇宙Sixのファンであるわたしの願いとは違う方に行ってしまったけれど。目黒くんには、できればたくさんの祝福があってほしい。そう思う。こちらを振り返って窺う必要なんて絶対なくて、きみは素敵なアイドルだから、そのままで大きく羽ばたいていけばいい。デビュー、おめでとう。

旅立つ目黒くんも送り出す宇宙も、涙をこらえながらもお互い笑顔で、いや上がった写真と動画を見るに絶対確実完璧に泣いてたけど(やまもとさんが)、わたしたちには見せなかった。その姿はすごくすごく強くて美しいって思う。
それでもやっぱり、いやだからこそ、名ばかりの兼任とその先の別れ、わたしたちのこの7ヶ月のことは、絶対に美談になんかされたくない。させてやるもんか。そういう気持ちがここにあったということを残しておきたい。いやね、もう今はいいんです、別に美談にしたって何だって、それで宇宙Sixが幸せになれるならそれでもいい。でもそういう強い気持ちがあったことだけは、ここに書き残して、それで終わりにさせてほしい。もう言わないから。これは供養です、鎮魂です。レクイエムにYes?No?でも歌おっか。*2
わたしの好きなひとたちは宇宙Sixを守りたい、と言い切ってくれたし、ファンの気持ちも一生懸命掬って肩組んで、手を繋いでいてくれようとするし、迷いも振り切ってもう前に進んでいることを伝えてくれた。そういう姿を宇宙一信頼している。だからもう余計なことは考えたくない(なるべくね…)。彼らのいるステージに向かい合う時は、ただただ素直に見ていたいと思うし、このひとたちを好きだということを素直に言い続けたい。そういう決意表明でした。


j-island.net

*1:まあ、その後はやしくんは抜けたんだけど、そこはそれ以前から種のあった話なんだと思うから、今回は置いておく。

*2:UNIVERSEにしなかったのは直近の傷を抉りたくないからだよ、でもYes?No?もそれはそれで…