このひとたちを見てくれよ

この記事はSnow Man増員と目黒蓮くんの兼任問題を受けて書いた内容ではありますが、主旨はこの件ではありません。そして自担の誕生日なのにその話でもない(無関係ではないけど)。宇宙Sixおよび窓族の界隈に肩入れしているおたくが、ここ数週間考えていたことをまとまりなく書いただけの、有益でも何でもない文章です。



わたしの中での今回の件は、江田くんによる宇宙Six名義での連載更新で、一応の決着をみた。
Snow Man増員の発表後(後!ここポイント)、宇宙Sixの5人で集まり、事務所との話し合いの場が持たれたこと。
目黒くん本人の気持ちとして、「兼任になったからにはどちらも頑張る」という言葉を聞いたこと(実際両方できる/やらせて貰えんのかよ、ってところはここでは置いておく)。
最低限、どうしても知りたかったこと(メンバー間での結論が出ているのか/目黒くんは今後宇宙Sixでどうしていきたいのか)が、そこには簡潔に丁寧に書かれていた。ひとまず、安心した。ほんとうに。

安心したとはいえ、別にすべてに納得がいってハッピー!という訳ではなくて、そもそも何で兼任なんて過酷なことをさせてまで目黒くんなのか、とか、すののメンバーは話し合いの結果の増員だと言うけど(まあ、それもどこまで真実で本音なのかは知りませんが)、他の宇宙Sixメンバーは明らかに決定前の協議に参加させてもらえてない。どうしてそんな蚊帳の外なのか、とか、答えは貰えないだろうけど、言いたいことはまだ色々ある。何よりこの件に関して、事務所の外ならまだしも、事務所の中でさえもうちょっとこちらに目を向けてくれる人は居なかったわけ!?っていうことが、一番悲しかった。何ならすのだけじゃなく樹の連載にまで勝手にちょっと傷ついたし(これは被害妄想みたいなものなのでマジごめん)、外、に関してだって、当たり前だけどすの側の話をするひとが圧倒的に多くて、あっそうですよね……とシュンとした。

そういう、根本的な「何で!?」を突き詰めて考えたとき、前の記事にも書いてきたけど、なんか殆どぜんぶ、ああ、おおきな流れの外にいるからか、かつて墓場とまで言われてた場所だもんな…ってところに収束してしまったんですよ。それに気づいたとき、めちゃめちゃ悔しかった。ジャニヲタ10年くらいやってて初めてのことだよ、こんな感情抱いたの。
いや、Jr.担なんてやってたら思わない方がおかしかったのかもしれないですけど、わたしは多分好きな人の売れる/売れない、重用される/されないの話には割と淡白なタイプのおたくで、これまで大抵のことはそっかぁ…、で流せてたし、満足してた。でもそれってもしかして、放っとかれてた、からなのかも、と今回やっと気付いたんですよ。
良くも悪くも放っとかれてたから、本人の意思に基づく退所や脱退の悲しみぐらいしか経験してこなかった。どかーん、と浮き上がることがほとんどないかわりに、へんに落とされることもそんなになくて、それはそれで、平穏だった。たぶん。
だからこんなあからさまに、外から突然手を入れられることなんて、考えてなかったんですよ。まあ、わたしは油断をしていたんだと思う。年が明けて滝沢さんが裏方にまわり、Jr.をめぐる環境が変わるであろうことは分かってたけど、期待してない、じゃ足りなかった、ということなんですよ。多分、だからなんですよ、今回の件で自分がめちゃめちゃダメージ受けてるの。なんなら自担がグループ抜けていった時よりぐだぐだ言ってるからね!?

ちょっと脱線した。つまり何が言いたいのかというと、おおきな流れの中に居ないが故に悲しい事変に巻き込まれる、ということがあるんだとしたら、それは本当に、ものすごく悔しいことだと思った、ということです。そんなの当たり前じゃん、今頃気づいたのかよ、って感じなんですけど、そう思ったことを忘れたくなくて、書いておきたかった。
おおきな流れの中に居ない、というのは、今回の騒動でもみんな言ってたけど、別に本人たちが頑張ってない、とかではないじゃないですか。それは、才能とかかもしれないし、縁とか巡り合わせの話なのかもしれないし、ファンの力が弱いのかもしれないけど、多分、頑張ってないひとなんて、ステージ上には居ないじゃないですか(と信じたい)。それでも、どうしてもまだ外側なんですよ。
わたしは、そういう場所でも、意地でもなんでもステージで踊り続けているひとたちのことが好きだ。それを誰かに分かってもらうためには、このひとたちを見てくれ!と、声に出して言わなきゃいけない。そういう当たり前の気付きの話、をしたかった。元々こんな感じのおたくだから、売上に貢献しなきゃとか、とにかく数を出さなきゃとか、そういうところでガツガツ頑張れるようなおたくには逆立ちしてもなれないなって思ってる。わたしにとっては趣味って、アイドルってそういう対象じゃないから。だけどここにこのひとたちが好きだと思っている人間がいるということ、わたしがこのひとたちを好きだということ、それだけは恐れずきちんと表明していきたい。望むように評価されて、反映してもらえるか、いやそもそも誰かに見てもらえるかなんて分からないんだけど。そういう気持ちを忘れたくないと思った。